［ドバイ ２８日 ロイター］ アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）ドバイ首長国の政府系持ち株会社ドバイワールド [DBWLD.UL]の関係筋が２８日明らかにしたところによると、傘下の不動産開発会社ナヒール[NAKHD.UL]の債権者は同社の債務再編にあたり、かなりの規模のイスラム債を提供される可能性がある。これにより中東のスクーク市場が活性化される可能性がある。
ドバイ政府は２５日、ドバイワールドの債務再編計画を発表し、ナヒールについては、今後期日を迎えるイスラム債が全額償還されることを明らかにした。また、債権者に現金と取引可能な証券を提供することで債務を返済すると表明した。
ある銀行筋は「かなりの規模のスクーク発行は市場にとりプラスだ。ただ、ナヒールに関してはむしろ、今回のことを過去のことにするという意味でプラスとなる」との見方を示した。
ナヒールは債権者に提供する証券の種類について詳細は明らかにしていないが、間もなく正式に発表する見通し。
ドバイワールド関係筋はロイターに対して、スクークは、従来の金融機関とイスラムの金融機関両方に受け入れられることから、発行が予定されていると語った。
一方、発行規模は債務総額によるが、ナヒールと債権者による同社資産査定が難しく、どの程度の規模なるかはまだわからないという。
ドバイワールドはこの件についてコメントを拒否している。
ドバイ政府の報道官は２６日「今回スクークが提案されているが、債権者にとり可能な限り流動性の高いものを提供したいという意向があり、他の証券も検討されている」と語った。
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引用元:nexon ポイント RMT
