2011年2月14日月曜日

<日本人が見た中国>“ニオイ”感覚の違い―シャンプーは香水がわり?

ある日、近所の商店で何気なく手に取った中国老舗メーカーのハンドクリーム。よく見れば「高級香料配合で、香りがとびません。さわやかなフレッシュフローラル系の香りがいつまでも続きます」と書いてあった。「一体どれだけ匂うのか」と、買ってみたらこれが本当によく匂う!トイレの芳香剤顔負けの強い匂いで、結局いくらも使わないうちに捨ててしまった。

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ハンドクリームだけでなく、シャンプーや石鹸、ボディソープ等のコスメ用品は、全般的に日本のものより香りがキツイと思う。たとえば、同じメーカーの同じタイプのクリームでも、日本で買うものと、中国で買うものでは、中国で買うもののほうが香りがキツイことがある。

また、中国では“さっきシャワーを浴びた人がいる”家を、簡単に判別することができることもある。家のどこかが開いていれば、そこから残り香が周囲一帯に漂うので、一“鼻”瞭然だからだ。筆者の友人(中国人大学生?男性)が、こんな実験をしたことがある。スーパーで売られていたシャンプーの中で一番香りが強い製品を購入し、バスルームに置いてみたところ、毎日朝シャンするルームメイトがあっという間に使いきってしまったそうだ。彼らは、シャンプーがあまりによく香るので、香水がわりにしていたらしい。

ケア用品だけに限らず、香りつきのティッシュもまるで“こぼした香水を拭きとった後のティッシュ”のようで、思わず使うのを躊躇してしまう。もし寿司屋でこんなティッシュを使ったら板前さんに怒られるんじゃないか?と、寿司屋に行くアテも無いのに、内心ヒヤヒヤしてしまうくらいだ。

そんなわけで、ニオイ感覚の違う日本人にとっては、中国の香りつき製品にイマイチ満足できないことが多いと思う。が、ここは「香水がわりにもなる。つまり自分は得しているのだ」と発想の転換をすれば案外快適に感じるようになるかもしれない……たぶんね。 (八木幸代/25歳/中国在住7年/自由業)


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引用元:RMT(リアルマネートレード)専門サイト『RMTワンファースト』

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